ドローンを活用した巻き狩りに挑戦 ― 岩泉猟友会とともに新たな試み

岩泉猟友会有志の皆様のご協力のもと、最新のドローン機材と技術を活用し、有害捕獲への応用を試みました。
使用したドローンは、サーマルカメラ(熱感知カメラ)と指向性スピーカーを備え、鹿の体温を検知して位置を特定し、犬の鳴き声を再生することで鹿の追い込みが可能です。実施に際しては、配置についたハンターと連携し、情報共有および無線指示による鹿の追い込みを行いました。岩泉町の急峻な地形でのドローン運用は難度が極めて高く、今回の試みを通じて得られた有効性や限界に関する知見は、今後の野生鳥獣対策や狩猟技術の進化に寄与するものと考えています。
今後も、現場の知見とテクノロジーを融合させ、より効果的で持続可能な野生動物管理の方法を模索していきます。
移動中のハンター(サーマルカメラテスト)